少し前、テレビで池上章さんの番組を見ていたら、生成AIのことを話していました。
詳しい話の流れは忘れましたが、その中で、生成AIを使用すると地球温暖化を加速する、というようなことを言っていました。
確かに、話題のChatGPTやGeminiなどの生成AIは、大量のCPUパワーを消費するので、それを解消するために、各社がサーバーを増設を迫られており、それが故に、一般ユーザーが使うパソコンのメモリの価格高騰、ひいては、パソコン自体の価格高騰にまで影響している、という話は報道されていました。

しかし、日常業務で使っているパソコンの消費電力などたかが知れている、という感覚ですが、ChatGPTなどの生成AIやGoogleなどの検索エンジンはその処理をネットワーク越しの向こうにあるサーバー(パソコンからの要求に応じて結果を返す高性能、大容量の機器)を使っているため、その処理をまとめて捌く必要があるのに加え、生成AIはとりわけ多くの電力を消費するわけです。
本末転倒ですが、こうしたことを詳しく調べるのも、いまやGoogle検索ではなく、生成AIです。今回はGeminiに質問してみました。
こんな答えが返ってきました。
その話題は紛れもない事実であり、現在世界中で大きな議論になっています。
生成AIの普及に伴い、クラウド(データセンター)が消費する電力量は爆発的に増加しており、それが地球温暖化(CO2排出)を促進する要因として懸念されています。
当然のことでしょうが、生成AI自体もそれを認めています。
国際エネルギー機関(IEA)などのデータによると、生成AIの検索1回あたりの消費電力は、従来のGoogle検索の約10倍(約2.9Wh)にのぼると言われています。文字だけでなく、画像や動画を生成する場合はさらに多くの電力を消費します。世界中で毎日何億回も利用されているため、その総量は膨大です。
あまりピンとこないので、実際に家庭で使う電力に例えてもらうと、
生成AIに1回質問したときの消費電力は、一般的な家庭用エアコンを「約15秒〜35秒間」運転するのとほぼ同じだそうです。
AIにイラストや画像を1枚描いてもらう処理は、エアコンを数分間(あるいはそれ以上)フル稼働させるのと同等の電力を消費することがあるとのこと。
ちなみに、gemini(Google)によれば、Googleは自前のデータセンターを持っており、省エネ型の特化したチップを使っているのに対し、ChatGPTは自前のデータセンターを持たず、マイクロソフトのデータセンタを使用しており、NVIDIA製の汎用チップを使っているのでこの差で若干優位(2〜3割省エネ)になっている、と手前味噌の回答を返してきました。
これほどの設備投資と電力を使って、無料でユーザーにサービスを提供できるのが不思議ですが、収集した膨大なデータは、マーケティングに活用されていきます。先に書いたように下手に個人情報を入れると、AIは個人情報を蓄積して、個人の趣味嗜好まで管理するようになります。Googleのトップページに自分が過去に見たことのある情報を元にニュースや広告を並べてくるのである意味便利ではありますが、気色悪さも残ります。
とはいえ、一度舵を切ったAI活用という進路はもう戻せません。
技術革新が低電力化を解消するのに加え、AIによる社会全体の節電効果がAIの消費電力を上回ってそれを相殺する日が来る、と期待するほかありません。
あと10年後、人間とAIの関係はどうなっているのでしょうか?







