先日、証券会社に出向いた時、年金後の世代の投資はどんな商品がお勧めかと漠然と尋ねてみました。
それに対して、現在の資産と今後の収入、現在の生活費をシュミレーションして、今の資産構成と今後どれだけの資金が必要なのかを算出してからでないと、一概には言えない、という回答でした。確かにそうですね。
担当者によれば、企業によっては、定年退職者に向けてそうしたセミナーのようなものを開き、シュミレーションツールを使って診断するようなことを行っているということです。
大企業になるとそんなこともやってくれるのですね。
もちろん、私の会社ではセミナーどころか、定年後の手続きのマニュアルすらも無いので、自分でインターネットで調べ、判らないところは都度総務部に質問するるしかありません。
そして証券会社の窓口では、自分で必要な数字を拾ったうえで、予約したうえで出向けば、ツールを使っての診断は簡単に出来るので、また来て欲しいと言われました。
証券会社がサービスでしてくれる、ということは自社の儲かる商品を勧めることは目に見えているし、自分の資産と年金がガラス張りで見られるのも恥ずかしいので、辞退することにして、自分で作成しているデータに基づいて算出してみることにしました。
資産構成について
資産構成については、四半期ごとに証券会社の取引報告書が送られてくるタイミングで時価評価額と、銀行の残高などを記録しているので、Excelの関数を使って、資産構成は把握することができました。
それによると、
現預金 53%
国内株式 15%
投資信託 10%
債券その他 22%
といったところです。
MUFGのホームページによると、40~50%が標準的なんてことが書いてありますので、世間一般なのかなと思います。
履歴によると、1年前の現預金比率は58%となっているので、標準に近づいたのかもしれません。
もっとも、野村アセットマネジメントのホームページを見ると、現預金比率は25%がお勧めなんてことが書いてあります。証券会社のスタンスは当然こうでしょうね。
どれくらいが適正なんでしょうか?
結局のところ、資産額とこれからのお金の使い方(旅行や趣味など)で決まってくるrでしょうね。
資産寿命について
あとは、資産+収入を、支出で取り崩していくと、何年まで持つか、いわゆる資産寿命の算出です。
これも、Excelの計算式で簡単に出すことが出来ますので、おおよその見当はつきました。
前年末資産残高+当年の年金収入+当年のアルバイト収入+当年の配当見込みー当年の支出見込み=当年末資産残高
を余命年数分の行を増やしていきます。
実際には税金や保険料のマイナスもありますが、今までのような給料天引きでなくなるので、生活費から引くとか多めに見積もらないといけないですね。
定期的に自分で見直して、随時確認できるので、自分で作ったほうがよいのではないかと思います。